プロジェクションマッピングに挑戦してみた:作品制作のレビューと今後の展望


目次

1. はじめに:プロジェクションマッピングに出会うまで

プロジェクションマッピングに初めて挑戦することになったのは、とある現場で一緒に仕事をしたメンバーとの会話がきっかけでした。それまでは正直あまり興味が湧かなかったのですが、話を聞いた後にYouTubeでいくつかの映像を見てみました。その中でも、12年前に東京駅で行われた壮大なマッピング作品が目に留まり、「自分でもこんな映像表現ができるのか?」と興味を引かれました。

しかし、その一方でプロジェクションマッピングには課題が多いとも感じました。特に機材費やデータ制作の手間を考えると、作品性のあるアート以外でどれだけ有用に活用できるかが疑問でした。今回の制作を通して、そうした課題を実感しつつも、次のステップに向けた可能性も見えてきました。

東京駅のプロジェクションマッピング

2. 作品の概要:使用ソフトと投影環境

今回、使用したソフトウェアは以下の3つです。

  • Resolume:映像のリアルタイム制御とマッピング
  • Cinema 4D:3Dデータの制作
  • After Effects:映像編集とアニメーション制作

プロジェクターについては、ビジネス用途向けの標準的なものをレンタルして使用しました。最初は映像表現に必要な機材や設定に不安がありましたが、データ作りに関しては思っていた以上に手持ちのスキルで対応できたため、安心しました。


3. 挑戦と学び:平面と立体への照射の違い

実際にプロジェクションマッピングを試してみると、やってみないとわからない多くの課題に直面しました。特に、立体的なオブジェクトへの照射に苦労しました。箱や複雑な形の立体物に映像を投影する際、見る角度や照射の工夫が必要だということを痛感しました。平面ならば比較的シンプルに投影できますが、3次元のオブジェクトでは細かな調整が求められ、何度もテストを重ねることが重要です。


4. 成功した点:データ制作のスムーズさ

今回の取り組みで得た大きな成果は、自分のスキルがデータ制作において十分に活用できたことです。Cinema 4DやAfter Effectsを使った映像制作には既に慣れていたため、マッピングに必要な素材を問題なく作成できました。これにより、技術的な不安が解消され、自信を持ってプロジェクトを進めることができました。


5. 今後の展開と可能性:小規模イベントへの提案

プロジェクションマッピングを今後も活用していくためには、大規模なプロジェクターに頼らない新しい提案方法が重要だと感じています。予算に余裕があれば大型の高性能プロジェクターを使用するのが理想ですが、それに代わる方法として、小型のプロジェクターを複数台組み合わせる手法に可能性を感じました。

小型機材を工夫して目立たないように設置することで、コストを抑えながら映像表現の幅を広げることができます。これにより、小規模なイベントや展示会でも導入のハードルが下がり、企業や地域の催しなどにも提案しやすくなるでしょう。


6. まとめ:プロジェクションマッピングの楽しさと課題

今回の挑戦を通して、プロジェクションマッピングの魅力と奥深さを実感しました。映像や音を使って空間を変化させることで、参加者に新しい体験を提供できるのが大きな魅力です。しかし、立体物への投影や機材コストの問題など、現実的な課題も多く、これをどのように解決していくかが次のステップの鍵になります。

今後は、さらに多くのイベントや展示会に向けたアイデアを練り、さまざまな場所でプロジェクションマッピングを活用していきたいと思います。もしこの記事を読んでいる方で興味がある方がいれば、ぜひ一緒に新しい映像体験を作り上げてみましょう。

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